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映画「オンリー・ザ・ブレイブ」感想:山火事と闘う男達の、身も心も熱くなる映画【ネタバレあり】

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こんにちは、ポルスクです。

今回は「オンリー・ザ・ブレイブ」っていう映画の感想です。

思いっきりネタバレするので注意してください。

 

山火事と闘う森林消防隊のお話ということで、「なんかカッコイイ映画やん!!」って思ったので観てみました。

 

実際に観てみたら、想像以上にカッコよかったです。

最高にカッコイイ20人の男たちが描かれていました。

あらすじ

あらすじはこんな感じ。

マーシュ率いる市の森林消防隊は火の動きを予測し、森林火災を沈静化しようとするが、現場の権限を持つ精鋭部隊”ホットショット”に「市の消防隊が俺たちに口を出すな」と言われてしまう。

そして、その火は広がり街の方へ。

 

一方で、ドラッグにおぼれていた青年ブレンダンはかつての恋人が妊娠していたことを知る。

子供ができたことを知ったブレンダンは自分の生き方を考え直し、地元の森林消防団に入団する。

 

始めはほかのメンバーともめ事を起こしていたブレンダンであったが、過酷な訓練をともに過ごすうちに次第に絆を深めていく。

そして、彼らはともに燃え盛る山火事と対峙し、守るべきもののための闘いに身を投じていく。

簡単に言うと、巨大な山火事の最前線で消火活動を行う、森林消防団の活躍を描いた作品ですね。

ちなみに、この話は実話だそうです。

 

燃え盛る山火事の真っただ中で闘う彼らの勇姿は必見です。

www.youtube.com

”ダメ男”ブレンダンの成長

この映画の見どころのひとつはブレンダンの成長ですね。

 

このブレンダンという男、マジでヤバいくらいにダメ男です。

ドラッグ吸っておかしくなるし、窃盗でつかまったりするし、”やんちゃ”して恋人を妊娠させてしまいます。

しかも、責任を取ろうと恋人のところへ行くと、「もう関わるな」と言われてしまいます。

また、挙句の果てに親に家を追い出される始末。

 

まさにダメの詰め合わせwww

「もうどうしようもないなコイツは」って思えるくらいダメな主人公です。

コイツが立派になるとは思えません。

 

そして、子供ができてしまった責任を取るためにも、心機一転して新人を募集していた森林消防隊に志願します。

リーダーのマーシュにドラッグ中毒者であることを見抜かれるも、何とかテストにこぎつけるブレンダン。

 

そして、テストのランニングが始まりますが、ゲロを吐きまくってて話になりません。

もちろんチームについていけるはずもなく、はるか後方でふらついています。

「こりゃダメだな」って思って観ていたんですが、なんと最終的には走り切ってしまいます。

 

意外とすごいヤツかもしれない・・・

軟弱そうに見えて、意外と芯は強いんですね。

 

その後の訓練中も、必要な知識が身についていないなどのダメっぷりを発揮するもなんとか訓練を続け、訓練の合間にはひっそりと恋人のところへ支援を続けます。

 

なんだかんだ言って、やることはしっかりやってるのが素敵な主人公です。

 

そして、最終的にはホットショットの一員として立派に働くようになりますし、恋人にも認められて子供を抱くことを許されます。

 

ブレンダンが子供を抱くシーンは結構感動しました。

 

序盤では刑務所にぶち込まれたり恋人に完全に拒絶されたにもかかわらず、地道な行動によってホットショットの一員になるだけでなく、父親としても認められる。

子供ができたことをきっかけに描かれる、ブレンダンの成長が印象的でした。

 

子供という守るべきものができると、人はここまで変わるものなんですね。

 

また、ブレンダンとマーシュの子供に対する考え方の違いからくる衝突とその結末も必見です。

しかも、マーシュはブレンダンとだけでなく、妻とも子供に対する考え方の違いから衝突することになります。

熱すぎる森林消防隊の仕事

主人公が所属することになる森林消防隊の仕事はいろいろな意味で”熱い”です。

 

序盤では、チームのリーダーマーシュが天候変化により動きを変えた火災に対応しようとするも、到着した精鋭部隊”ホットショット”の連中と意見が食い違います。

そして、ホットショットに「余計な口出しするな」と言われ、仕事を奪われてしまうんですが、結果的にホットショットの作戦は失敗し、民家にまで被害が広がってしまいます。

 

これは悔しい。

実力ではなく肩書だけで判断されてしまい、本来の仕事ができなくなるっていうのはストレスがたまりますよね。

しかも、自分たちがやっていたらうまくいってたかもしれないというのだからなおさらです。

 

これをきっかけに、ホットショットになりたいという気持ちが強まるマーシュ。

何とかしてホットショットになろうとし、最終的には市長を説得してホットショットの審査を受けられるようになります。

 

しかしその審査当日、事件は起きます。

 

審査と言っても、実際の消火活動を審査員が採点するといったものなんですが、消化作戦についてマーシュと審査員の意見が食い違ってしまいます。

「俺はお前が赤ん坊のころから消防士をやってるんだ!!俺に従え!!」という老練な審査員に対し、「お前は黙ってろ!!」と言い放つマーシュ。

 

やっちまいましたね。

よりによって審査員に歯向かってしまいました。

面白くなってきましたねwww

 

結果的にはマーシュの作戦が功を奏し、消化活動は成功します。

ですが、審査員に歯向かったことでホットショットの道は閉ざされたと感じたマーシュは、自暴自棄になってオフィスで暴れまわります。

 

そして結果は合格。

まあ、「リーダーは生意気だ」というコメント付きでしたがw

 

ここ、メチャクチャ爽快感がありました。

審査員に暴言に近い言い方をしてしまい、絶対に不合格だと思っていたところに合格の通知が来る。

ありがちな展開かもしれませんが、やっぱりテンション上がります。

 

また、森林消防隊の仕事自体もかなり熱いです。

物理的にw

 

森が火に包まれる中、その最前線で消火活動を行う。

しかも、水を使うどころか、火を使って消火するので暑苦しさ全開ですw

 

彼らは水を使わずに、シャベルで溝を掘り周囲の邪魔な木々をチェーンソーで切り倒して”防火帯”なるものを作ったり、時には”迎え火”といった火を自ら起こしたりもします。

 

まさか火を消すために火を使うとは・・・

 

また、風向きなどの気象条件の変化も確認しながらその場その場に合った作戦を立てていて、ただの筋肉バカの集まりではないってことを実感しましたw

 

森林火災の最前線で行われる彼らの消火活動も、文字通り熱いものとなっていて、迫力がありました。

炎を前にして淡々と作業をしている姿はカッコイイ以外の何物でもありません。

タイトルにもある通り、勇気を感じさせる仕事っぷりです。

隊員達の絆

※以下、ラストシーンのネタバレあり

そんなマーシュ率いるホットショット、“グラニット・マウンテン・ホットショット”の面々ですが、終盤では気候の変化によって進行方向を変えた炎に取り囲まれてしまいます。

気象条件の確認に行っていたブレンダンを残して。

 

そして、迫りくる炎を目の前にするブレンダンを除く隊員たち19人は、普段通り火災を迎え撃つ準備をしつつ、航空機による空中放水を待ちます。

しかし、無線による指示もむなしく、航空機は去ってしまいます。

 

そこで、”防火テント”なる道具を取り出し、炎をやり過ごす準備を始めます。

 

このシーンの迫力は物凄かったです。

眼前に炎の壁が迫りくる恐怖感は凄まじいなと感じました。

映画館の大スクリーンのせいもあってか、本当に炎が迫ってきているかと錯覚しました。

画面中が炎で包まれ、もはや熱気すら感じます。

 

また、19人が炎と闘っている間、ブレンダンは拠点から無線を通して彼らの状況を知ることができなかったんですが、そのシーンではブレンダンの焦りが感じられて非常に印象に残りました。

 

無線機を握りしめ、ひたすら交信に耳を傾けそわそわするブレンダン。

仲間と共にいられないことが、非常にもどかしいんだなということが伝わってきます。

 

そして、炎の壁が通り過ぎ、周囲が灰だらけになっている中、救助部隊が19人のもとに到着します。

ですが、そこで見つかったのは19人の遺体・・・

 

マジかよ!?

 

このシーンは驚かざるを得ません。

僕は彼らが生きていて、「大変だったけど生き残ってやったぜ」みたいなエンドになるかと思っていたので、ド肝を抜かれました。

 

確かにフラグが立ってるシーンは多々ありましたが、この映画は無事に終わるものだと何となく思ってました。

防火テントっていうくらいだし、展開したら大丈夫だろと思ってたらまさかこんなオチになるなんて・・・

 

そして、「19人の遺体を確認」という無線を聞いたブレンダンは荒れ狂います。

 

当たり前ですよね。

自分だけ生き残って、仲間が全員死んでしまうっていうのは辛すぎます。

 

映画を通して、ブレンダンとチームのほかのメンバーはいろいろと仲を深めてきました。

訓練中にふざけて怒られたり、移動中の車の中で大声で騒いだりと、メンバー間の交流シーンも火災消火シーンと同じくらい多く描かれており、チームの絆が強調されていました。

仕事中以外にも、プライベートで関わっているシーンもありました。

 

19人の仲間を失ってしまったブレンダンなんですが、もちろん自分だけ生き残ったことを悔やみます。

しかし、最後には「生き残ったことを悔やむより、今は彼らとともに闘えたことを誇りに思う」といったような言葉を残しており、ブレンダンがチームのメンバーを本当に大切に思っていたことがうかがえます。

 

彼ら隊員たちの強い結束が伝わってくるような、心が熱くなる映画でした。

最後に:とにかく”熱い”映画

子供ができたことをきっかけに変わったブレンダンや、それを取り巻く“グラニット・マウンテン・ホットショット”の隊員たちを中心に描いた、非常に熱くなれる映画でした。

 

序盤のホットショットを目指すきっかけとなった事件からして、既に面白そうな感じがします。

 

また、審査員と衝突するのも面白いですね。

自分が正しいと思った道を突き進んでいくマーシュの信念が伝わって素敵です。

 

そして、消火アクションもさることながら、隊員同士の関係や隊員とその家族との関係についてもよく描かれた、とてもいい映画でした。

守るべきものができた時、人は強くなるってことをうまく表現していたと思います。

 

彼らの勇姿を目にしたい人はぜひ観てみてくださいね。